こんにちは。ハイジです。
多肉植物を育てる時に感じた事を書いています。
少しでも初心者さんの参考になれば嬉しいです。
一緒に、心配の種を1つずつ取り除いていきましょう!
多肉植物と出会って10年目です。
育て方は、自己流です!
その時々の問題は、色々悩んで工夫しながら解決してきました。
心配事や悩み事は、経験者からの情報が、一番頼りになると感じています。
多肉植物を増やしたい! 簡単に出来る方法は?
ズバっとこれは、
初心者さんは、葉挿しがお勧めです
葉を親苗からちぎるのに、少しコツが要りますが、後は放置で根っこが出ます。
葉挿しの方法
- 親苗から挿し葉を採る
- 葉挿しを土に植える
- 葉挿しの水やりの仕方
- 大きなったら、個別に植え替える。
❶ 葉を親苗から採るとは?
親株は1週間位水やりを控えると、葉が採り易くなります。
親苗の葉の、一番下の葉から一枚ずつ外していきます。
下葉を見ると、葉は一列に並んでいるのでは無く、下から上に交互に生えています。
その中の一番下の葉は、左右のどちらか横に、動かせるスペースが有ります。
ポイント
外葉の1枚を親指と人差し指でつかみます。
横に小刻みに揺らして始めより動いてきたら、親指で大きく横に押し出します。
葉が密に生えていて、横に動かすスペースが無い場合は、出来るだけ葉の根元をつかんで、引っ張ります。
取った葉にピンク色の成長点が、付いてくれば成功です!
葉が付いていた茎にも、成長点の取られた後が、丸くピンク色に残ります。
ピンク色の成長点が、見にくいものも有るので、茎から綺麗に剥がされていれば、大丈夫です。
途中でちぎれてしまった葉は、廃棄です。
親苗の外葉を、下から1~2周取ります。
親苗の形が、綺麗に整うように、全体の形を見ながら、慎重に採ります。
外葉の1週目より、内側の2週目の葉の方が、取り易いですし、発根率も良いです。
一枚目二枚目を失敗しても、三枚目が成功したら続けます。
三枚目を失敗したら、後日再度挑戦するか、諦めます。
葉挿しが採り難い種類や、葉挿しから増やし難い苗も有るので、深追いしないことも大事です。
❷ 葉挿しを土に植えるとは?
葉挿しの葉は、日陰でそのまま放置して、発根したら土に植えるように書かれた本が有ります。
私も初めは、その通りジッと発根を待っていましたが、今は違います。
直ぐに、土に挿します。
ポイント
葉の成長点を土に埋めるように、葉を立てて挿します。
直ぐに土に挿した方が、発根や発芽率が、断然良いようです。
親苗の葉が、モリモリしてきたり、下葉が枯れてくると、要らない葉が目に付いてきます。
そんな時は、下葉を採って親苗の鉢に、親苗の周りに、ぐるりと採った葉を挿します。
名札を作る手間が省けるのと、葉挿しの為の鉢を増やさなくて良いので、ついついやってしまいます。
それでも発芽率は良いと思います。
親苗の周りの土にスペースが有れば、葉挿しが大きくなるまで、それでも大丈夫です。
水やりは少しの水を、3日おきにやります。
少しの水なら親苗に、影響は有りません。
親苗の土は、葉挿し用には、少し粒が大きいのですが、発根すればその土でも育ちます。
徒長した苗から葉挿しを採ります。
右の鉢のように親苗の周りに、採った葉を挿しました。
後日の様子です。
可愛い仔が成長しました。
たくさんの葉を葉挿しするなら、育苗箱を使うと便利です。
底から土が出ないように、軽石か、ネットを敷いて、その上に土を入れます。
土は何でも良いですが、根が伸びてきた時に、土を掴みやすいように、少し小粒でサラサラが良いようです。
ポイント
通常の土を、網にかけ、土玉を無すと、手軽にサラサラの土が出来上がります。
スペースが有れば、葉刺しを横に寝かせ、葉の成長点の部分だけを土に埋めます。
スペースが無ければ、葉挿しを縦に少し深く挿すようにすると、たくさん挿せます。
取った葉を直ぐに挿さないで、根が出るまで、風通しの良い日陰に置いて、根を待つ方法が一般的でした。
その場合、根が出たら、土に根が隠れるまで埋めます。
直ぐに土に挿す方法と、どちらも根が出るのを待つ意味では同じです。
でも、葉挿し葉は、蒸らすように管理した方が、発根率が良いようです。
その為、直ぐ土や水分の有る容器に挿す方法が、一般的になりつつあるようです。
挿し葉は種類によってですが、発根が先のもの、発芽が先で根が後のもの、根だけで発芽しないものが有ります。
根だけのものは、幾ら待っても根だけです。
ポイント
使う土には、必ず病気害虫対策のオルトランを混ぜましょう。
根の出ていない葉っぱだけでも、影響は無いです。
葉を取って直ぐ挿した方は、地中で根が出ると、少し引っ張って抵抗が有ったり、ピンク色のツンツンした根が土の上に顔を出します。
土の上に出た根は、丁寧にピンセットで土に埋めます。
明るい場所に置いて、日光に当て、次の段階の芽が出るのを待ちます。
❸ 葉挿しの水やりとは?
根の出る時期は、それぞれの葉で違うので、根の出た子を優先に全体に水をあげます。
他の葉挿しに、根が出ていなくても、水をあげて構わないです。
土が、すぐ乾くような水やりなら、蒸れる心配は有りません。
ポイント
親苗と違って、3日おきにサッと土の表面が、濡れる位で大丈夫です。
少ない短い根では、たくさんの水分を、吸収出来ないからです。
中には根が出ず、芽だけの子もいますが、やがて根は出るので、ご心配なく!
逆に、根だけで幾ら待っても、芽が出ない子がいます。
葉挿しに向かない種類なんで、葉挿しで増やすのは、諦めてください。
セダムなど葉っぱが小さいものは、触るだけで勝手に葉が落ちます。
小さい葉は、個別に管理するのは難しいので、落ちた所でそのまま放置で大きくなります。
発根したら、根の部分をピンセットで埋めてあげます。
そんな苗達も放置したら、こんなにモリモリになりました。
こっちの鉢も、カラフルになってきました。
この位の大きさの苗になったら、寄せられます。
小さい苗は、ちまちま寄せにするのが、お勧めです。
❹ 大きなったら、個別に植え替えるとは?
大きくなったら、個別の鉢に植え替えます。
鉢は、大きすぎないようにします。
苗の周りが少し空く位の大きさの鉢に、植えます。
苗が鉢より大きくなったら、大きな鉢に植え替えます。
ポイント
鉢が大きいと土の量が多くなります。
その結果、土の水分の保持量が多くなり、乾き難くなります。
大きくするつもりだからと、最初から大きな鉢に植えては、枯らす原因になります。
採った1枚の親葉は、徐々に枯れ勝手に取れます。
親葉からの栄養で育つので、無理に取りませんが、枯れていなくても、邪魔なら親葉の根元を捻るようにして取ります。
名前管理で名無しを作らない
たくさんの葉挿しを土に挿す場合
名札を1枚書いて、その前に一列に葉挿しを並べるのが一般的です。
枚数が少なく、同じような葉が有る場合は、採った葉に油性ペンで、直接番号を書いて見失わないようにするのも有りです。
その場合、名札に名前と番号を忘れなように。
名札を作る手間が省けるので、親苗と一緒の同じ鉢に葉を、挿すことも有ります。
たくさんの種類を葉刺しする場合、名札を作る時間が無い時や面倒な時、親苗の鉢に挿します。
根元が乾かないように少し土に埋めます。
正直、毎日の見回りの時は、この挿し方が多いです。
ポイント
名札は、小さめがお勧めです。
名札は、たくさん使うので自作すると、安く出来ます。
大きさも形も自由に出来ます。
110円で、たくさん作れる名札の作り方はこちら。
下の鉢の葉挿しっ子たちも、一苗づつ名札が必要になります。
葉挿しの育て方
親葉の役目
有る程度の大きさになるまで、親葉は取らない方が、管理がし易いです。
親葉の栄養で子が、枯れることがないからです。
親葉が、いつまで経っても大きくて、子が大きくならない場合が有ります。
その場合は、親葉を捻って取りましょう。
水やりの間隔
根が十分張っていないので、水やりは土の表面が、濡れる程度で大丈夫です。
土がすぐに乾く方が、良いです。
3日おき位の間隔であげ、土が乾いていなければ、1日遅らせて水をあげます。
親葉が無くなった子は、根が細いのに、葉にも水分を十分貯めれないので、水やりは忘れないようにしましょう。
水やり後や風の強い日など、葉挿しが、ひっくり返って根が、土から出ている場合が有るので、毎日見回りましょう。
U字ワイヤーの使い方
ひっくり返りやすい葉や、丸まってしまう葉は、ワイヤーをU字に曲げて、土に挿し葉を固定させます。
根が土から出てしまう葉挿しにも、葉っぱごと押さえて固定します。
U字ワイヤーの詳しい使い方は、こちらの記事です。
徒長したら場所を変える
日差しが弱い場合、芽が徒長して、茎だけ伸びてしまいます。
その場所は、葉挿しに向かない場所です。
日当たりの良い、別の場所に、移動させましょう。
日当たり地図の作り方は、こちらの記事です。
葉挿しの芽の確認
葉挿しの葉の先が、深く土に潜っている場合も、地上に芽が出づらくなっている事が有ります。
その時も、徒長状態になるので、根が出たら時々、芽が土の上に有るか、見てあげましょう。
長さの有る葉が倒れないように、土を被せ過ぎた状態でした。
掘り返してみると、根が出ているのに、日を浴びれず白いままです。
地上に出た芽は、色付いています。
長い葉の場合、葉挿しで、土に深く埋めがちです。
鉢の縁から下がるように、土を入れて、葉が鉢にもたれ掛かる様に、植え直します。
白い芽にも、日が当たるようにすれば、色付いてきます。
葉挿しで同じ種類の苗が沢山有ったら
大きくなったら、個別に管理した方が、綺麗な苗になりますが、鉢数を増やしたく場合は、マトメます。
同じ種類を大きな鉢に植えて、将来大盛りの丼にする。
多肉植物の丼とは?
葉挿しで、芽吹きの成功率の良いグラプトベリア属などは、大きな鉢に寄せます。
大きな鉢で作ると、豪華になります。
多肉植物の育て方の基本記事はこちらです。
胴切りの記事はこちらです。
株分けの記事はこちらです。
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