【ベランダ多肉植物】遮光シートの張り方|高温障害と蒸れを防ぐ意識

夏の直接日光には遮光対策をする ズバこれ!

こんにちは。ハイジです。

多肉植物を育てる時に感じた事を書いています。

少しでも初心者さんの参考になれば嬉しいです。

一緒に、心配の種を1つずつ取り除いていきましょう!

ハイジ
ハイジ

多肉植物と出会って10年目です。

育て方は、自己流です!

その時々の問題は、色々悩んで工夫しながら解決してきました。

心配事や悩み事は、経験者からの情報が、一番頼りになると感じています。

夏の遮光は、ベランダ全体にするの?

ズバっとこれは、

部分的な遮光対策で大丈夫です。

遮光シートを使う場合、風の通り道を遮るような対策は、逆に蒸れと高温障害を起こします。

夏はベランダの床からの反射熱がこもらないように、開放感有る対策をしましょう。

そして夏から台風の発生が多くなります。

ベランダの柵のすき間から、小さな鉢がすり抜けないように、落下防止対策も必ず行いましょう。

夏の遮光対策で注意すること

夏の遮光は、必ずやらなければいけないか?

そうではありません。

部分的な対策で、大丈夫な場合が有ります。

例年より暑い年は、棚の上段を中心に遮光するべきですが、そうでない年は、風通しを優先した方が、良い場合が有ります。

遮光を、やり過ぎて日を遮った結果が、苗の蒸れで枯れる事です。

エアコンの室外機の風や流れで出る排水で、ベランダが蒸し暑くなっています。

風を通す工夫が大事です。

風の流れを止めて蒸れや高温障害を、起こす方が恐いのです。

直射日光が長時間当たると、苗に高温障害を起こす事が有ります。

高温障害とは、苗の葉っぱが、焦げたり、煮えて黄色くなり、回復出来ないダメージを言います。

これを恐れて、遮光し過ぎるのです。

ベランダでは、一日中、日が当たる場所は少ないはずです。

多肉植物は、夏の日光に結構強いのです。

もちろん日光に弱い種類は有りますが、夏に限らず、その種類は、棚の上段には置いていないはずです。

ポイント

ベランダの日当たり地図は、作りましたか?

どの場所に、直射日光が当たるのかが判れば、その箇所だけ遮光するようにします。

棚の上段だけ遮光すれば大丈夫な場合が多いです。

下段でも、ベランダの柵近くの一列目の苗で、日が当たり過ぎる場合は移動させましょう。

くれぐれもベランダの柵全体を遮光するのは、止めましょう。

遮光は日の降り注ぎを妨害することです。

直射日光が当たらない場所の苗には、ますます日光の量が減ります。

最低限の遮光をすることで、普段明るい日陰の場所に置いている苗が、徒長する心配が減ります。

百均の遮光シート

私は遮光シートを張る時、シートが飛ばされないように固定しますが、いつでも外せるようにしています。

ポイント

そして棚の上段だけを遮光して、下段は覆わないです。

遮光シートは、穴が開いてますが、風を通し難いです。

大丈夫だと思っても、風を遮っている事が多いです。

蒸れの結果は、多肉植物に直ぐに現れます。

遮光した直後は、必ず蒸れる苗が出てきます。

気を付けても、風の通りを塞いでいるようです。

1つの苗に、蒸れが現れたら、直ぐにシートの合わせ目に、隙間を作ります。

風通しを必ず気にしましょう。

遮光シートを横にして仮止めの状態

冬も夏もスパルタで育てているせいか、結果的に遮光シートを張らなかった暑い真夏でも、上段の苗に葉焼けや高温障害が起こった事経験が有りません。

それで益々強気になっているのかもしれません。

苗にはストレスが、かなり掛かっている状態ですが、夏は休眠状態で大きくならない苗が多いです。

じっと耐えた結果が、秋の紅葉に繋がっていると思います。

ポイント

紅葉の発色を良くする条件は、よく日光を浴びせ、水を少なくすることです。

梅雨は日差しの少ない状態なので、徒長気味の苗が多くなります。

そこに、一気に夏の直射日光が当たると可哀そうなので、梅雨が明けたら、一応遮光対策を考えます。

空梅雨で、日差しが確保出来た年は、遮光しない判断もします。

夏本番でも、ベランダ全体の苗の状態で、遮光シートを外したりします。

ポイント

病気や害虫は、鉢全体を乾燥をさせない為にるものです。

スパルタで育ててみると、心配の種が少なくなりますよ。

水やりと風通しさえ注意すれば、夏も恐くありません。

ベランダの柵のすき間の落下防止対策

ベランダの柵より上に鉢を置かないのは、常識ですよね。

柵より下でも、柵の間のすき間から、鉢が落ちたら大変です。

必ず鉢より細かい網で、柵を覆いましょう。

落下防止の網を柵に、シッカリ結び付けて有っても、知らない内に結びが軟弱になっているものです。

台風など、風が強くなる天気予報の時は、必ず確認しておきましょう。

柵より下に大きめ穴の網設置

使う網ですが、くれぐれも風の通りが悪くなるほど、細かいものは使用しないように。

鉢を置く棚は、風の通りを第一に考えて選びましょう。

棚の棚板は、メッシュがお勧めです。

鉢底の穴は、案外小さいので、砕けた鉢底石や土で詰まり易いです。

棚の奥も風の通る空間を作ってあげましょう。

鉢の底穴を塞がないように、棚板の形状も注意しましょう。

私が使っている棚は、上下に十分空間が有るので、じょうろを十分傾けて、奥まで水やりが出来ます。

棚自体を小さく折り畳み出来るので、ベランダから撤去するのにも大変便利です。

棚の上段の方が、日の当たりが良いので、ついつい鉢を高く積み上げてしまうものです。

上の方は風も強いので、背の高い苗は、下の方に置きましょう。

夏冬共に、ベランダの床からの熱気や冷気は、気温より有るので、弱い苗は上の方に置きましょう。

多肉植物にとって、一番過酷な梅雨を過ぎ、次に過酷な夏を乗り切って、無事に秋を迎えましょう。

夏に沢山の日光を当てて、秋の綺麗な紅葉を見ましょう。

紅葉した苗

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