こんにちは。ハイジです。
多肉植物を育てる時に感じた事を書いています。
少しでも初心者さんの参考になれば嬉しいです。
一緒に、心配の種を1つずつ取り除いていきましょう!
多肉植物と出会って10年目です。
育て方は、自己流です!
その時々の問題は、色々悩んで工夫しながら解決してきました。
心配事や悩み事は、経験者からの情報が、一番頼りになると感じています。
植え替えの目的
植え替えの理由は、苗を元気にすると大きくする為だと思います。
苗にはストレスが掛かりますが、根詰まり解消で根の若返りが図れます。
土を新しくすることで、根の張りを良くし、栄養の吸収が向上します。
苗を大きくしたり、色を良くしたり、形を整えたりする大事な作業です。
一般的な多肉植物の成長期の始めにするのが、良いとされています。
私はベランダの限られたスペースで、出来るだけ多くの多肉植物を育てたいので、苗を大きくしないように育てています。
2.5号鉢でずっと育てています。
1号3㎝なので、2.5号は直径7.5㎝です。
この大きさが、可愛くて寄せ植えにも向いているので好きです。
そのため植え替えは、サイズダウンと形を整えるのが主な目的です。
大きくするのが目的なら、根を小さくせず、肥料が配合された用土を使うことをお勧めします。
植え替えの流れ
私は、高価な苗を持っていないので、躊躇しません。
植え替えは早いです。
鉢から苗を出して、枯れた下葉を取り、根のモジャモジャを取って、根を短くします。
苗の大きさをみながら、下葉を丁寧に取り(ここだけは慎重!)新しい鉢に植え替えます。
もう1つの鉢に、取った葉挿しを深めに土に挿します。
名札を書いて挿し終わり。
植え替えに便利な道具
スムーズに終了させるのに大活躍するのが、土ふるいと鉢皿です。
土ふるいの下に鉢皿を置いて、その上で作業すると、古い土の処理が瞬く間に出来ます。
土ふるいを振ると、根がまとまってダマになり、取り分け易くなります。
鉢底石(再利用)と、用土(再利用)と、根やゴミ(廃棄)が、土ふるいで分類出来ます。
分類したものを、用意した3種類の容器に、放り込めば良いだけです。
ここからは脇芽が無い場合と、脇芽が有る手順の方法です。
脇芽が無い場合
脇芽の無い、大きくなった苗の植え替えの手順
下葉の下から、新しい芽が出ていない苗が、大きくなった時
①サイズを小さくする為に、下葉を取って葉挿し用にします。
下葉が密になって、形が崩れた時や下葉が枯れてきた時は、苗の厚さを薄くします。
②苗を引っ張らないようにして、全部を土ふるいの網の上に出します。
長くなった根の処理をして、新しい鉢に植え替えます。
しごいて取れる根は古いので、取り除いた方が、新しい根の張りが良くなります。
③鉢の高さより、長くならないように、根の長さを短くします。
④苗の見栄えとバランスを、確認しながら下葉を採ります。
この時、根をかき分け、茎の付け根を見つけながら作業します。
葉を採った時、茎の側面が見えたら、葉挿し採り成功です。
葉挿しがポロポロ採れる種類と、採りにくい種類が有ります。
最初、途中で葉がちぎれてしまっても、スペースが空いてくれば成功します。
ここは慎重に作業します。
苗のサイズが小さくなるまで、採ります。
私は、2.5号鉢に植え替えるので、その鉢より指一本分小さくします。
⑤採った葉挿しは、、直ぐに2.5号の鉢に、ギュウギュウに挿します。
名札を忘れずに!
この葉挿しは、暫くして出た芽で、鉢が小さくなったら、植え替をします。
⑥小さくした苗を、元の空の鉢に植え替えます。
オルトランを使うので、同じ鉢に植え替えても大丈夫です。
鉢底石を入れた鉢に、用土を少し入れ、オルトランを振り入れ混ぜます。
苗の下葉が鉢縁より高くなるように、苗を持ちます.
苗の周りに用土を回し入れ、苗を固定します。
⑦植え替え完了
周りに入れた用土を指で少し押してシッカリ固定したら完成です。
名札も忘れずに挿します。
脇芽が有る場合
脇芽が子株になった苗の植え替え
下葉の下に、芽がたくさん有る時
①下葉の下に子株がたくさん出来た苗は、そのままでは親株も子株も、形が歪になってしまいます。
②子株を切り離し独立させます。
子株に気根(空中に茎や幹から伸ばされた根)が有れば、簡単にその根を付けたまま切り離せば良いです。
小さい親株の場合、気根の出た子株は、あまり見ないので親株の根を頂きます。
切れる薄刃のハサミやカッターで切ります。
根を付けなくても良いほど大きな子株なら、根の無い状態で切り離します。
小さい子株で根元が、バラけそうなら、親の茎を削っても根は付けます。
切り口には、ハイフレッシュを塗ってます。
③植え替えと名札を挿して完成
植え替え完了(夏の終わり)の様子
苗の大きさが、一回り小さくなりました。
これから、秋の成長期です。
紅葉を早めたい方は、秋の植え替えをしないようです。
鉢に根が回り、水切れさせると、綺麗に色付くようです。
そうしなくても、冬には、ちゃんと色付くので、私は色より形重視です。
大きさも、鉢より大きくさせたくないので、この位が丁度良いのです。
ちゃんと可愛い苗の大きさになってくれます。
3か月後の様子
冬には綺麗に紅葉しました
そして私が大好きな可愛い大きさになりました。
苗を鉢より大きくすると、上からの水やりがし難くなります。
葉が土を覆って、水が葉の上を伝うだけで土に浸み込まないからです。
そういう場合は底面給水になります。
でも底面給水は、とても手間が掛かります。
土の乾燥状態も判りづらいです。
多肉植物の基本の記事はこちらです。
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